最近の夏場は厳しい暑さに見舞われることも少なくありません。中には夏バテに陥る人もいます。夏バテ対策としてうなぎを食べようと思う人もいるでしょう。そこで、「土用の丑の日」という言葉を聞いたことはありませんか?
この「土用」というのは夏だけでなく、実は年に4回あるのをご存知でしょうか。夏以外も心身ともに不調になりやすい時期と言われていて、体調を崩しやすいのです。ですから、注意した方がいいでしょう。
「土用」は「土を用いる」と表記します。この期間中、「土公神」が土を使用すると言われているのです。土公神とは土をつかさどる神様のことで、神様が土を使っているため、人間が土を使おうとすると祟りが起こると考えられています。
土用は1月と4月、7月、10月と年に4回訪れ、その期間はそれぞれ19日前後です。期間については毎年少しずつ変わります。気学の世界では太陰太陽暦を採用しているのですが、立春がいつになるかで変わり、その影響で期間も多少前後してしまうからです。その年はいつから始まっていつまでなのか、チェックするといいでしょう。
この期間に体調を崩すのは、ある意味、もっともなことです。いずれもちょうど季節の変わり目に当たるからです。気温差も激しくなるので体調を崩しやすくなりますし、季節が変わると生活環境もいろいろと大きく変わる可能性があります。その結果、精神的に不安定になる人も少なくないわけです。