人間関係

本当の「豊かさ」を手にするために必要な「バランス」とは?

誰から見ても「幸せでゆとりのある人」とは?

幸せでゆとりのある状態になりたいと思っている人は多いでしょう。では「幸せでゆとりのある人」とはどのような人なのか、具体的になかなかイメージできないという人もいるかもしれません。とあるサイトで、幸せでゆとりのある状態とはどのようなものか、質問した結果を表示していました。

すると、経済的に余裕のある人、顔の広い人、自由に時間を使える人、人間関係に恵まれている人などの意見が多かったそうです。しかし、この条件のうち、一つでも当てはまったら、豊かでゆとりがあると言えるかというと、答えは「ノー」でしょう。

例えば、どんなにお金を持っていても、病気を抱えていればなかなか自由に行動はできないでしょう。また、時間を自由に伝えたとしても、お金が十分でなければ、どこかへ遊びに出かけるなどの豊かな生活を送るのはなかなか厳しいです。顔が広くで仕事ができる人でも、家族関係が冷え切っていると、充実しているとは実感できないでしょう。このように、上で紹介した条件がバランスよく揃っていないと、豊かさを実感するのは難しいと言えます。

この世界をつくるのは「陰陽五行」

バランスのとれた生活をしたければ、意識すべきこととして、陰陽五行があります。私たちの生きている世界は、これらの要素ですべてできているからです。自然界にあるありとあらゆるものは、決してそれ単独で成り立っているわけではありません。陰と陽、さらに木・火・土・金・水の五行それぞれの側面を持っています。

例えば、「天と地」や「表と裏」「太陽と月」と言われると、真逆の要素というイメージがありませんか?しかし、決して対立関係ではありません。お互いを補完していたり、対立と依存を繰り返したり、と調節しながら成り立っているのです。「男と女」も対立する要素と思われがちです。しかし、恋人や配偶者を思い起こしてみてください。お互いがフォローし合うことで成立する関係性であるとも言えます。

このように、陰と陽、五行のどれかが強かったり大きな存在になったりすると、調和が崩れてしまいます。そのために、何らかの悪影響や問題が起こる可能性も高まります。いかに調和の取れた関係を維持できるかが開運につながっていくわけです。

先ほど紹介した金銭的なもの、人間関係、時間など、どれか一つが突出しているだけではなかなか幸せを実感するのは難しいでしょう。そこで、幸せでゆとりのある状態に持っていきたければ、何がへこんでいるのかを考えてみましょう。そのへこんでいる部分を引き出すことで、全体を均していきます。そうすれば、自分の運が向上していると実感できるのではありませんか?

バランスを整えるカギは「気学」

どれか一つの要素が突出すればいいのではなく、調和の取れた状態を作り出すことが幸せやゆとりを生み出すことはわかりました。では、調和をとるためには具体的にどう対処すればいいかわからないという人も出てくるでしょう。一つのアプローチとしておすすめしたいのが、気学(九星気学風水)です。気学とは、私たちの祖先の時代から受け継がれている伝統的なものの考え方です。心身ともに豊かに生きるための知恵と言っていいでしょう。

気学とは、占術の一種です。九星術といって、九つの星によって毎年や毎月の運勢について鑑定するアプローチになります。九星術は、552年には日本に伝えられたものと言われています。家相という言葉を聞いたことはありませんか?家相は方位術の一種で江戸時代に広く普及し、この家相のベースにも九星術が使われています。気学が広まったのは、大正時代になってからと言われています。

生まれ年をベースにして九星の九つの星のどれかに分類して、今後の運勢などについて鑑定します。運勢だけでなく、特定の人との相性、どのような方位に運気があるかなども判明します。気学を学ぶことで、今後幸せに暮らしていくためのヒントをつかんでいこうというわけです。

このように言われると、「気学とは怪しいのでは?」と思う人もいるかもしれません。しかし、気学はその内容についてしっかり理解すれば、決して怪しいものではないとわかるでしょう。現在でもいろいろなジャンルで取り入れられている考え方です。例えば、「天気の子」という映画が日本国内で大変ヒットしたでしょう。実際に作品を見たという人もいるでしょうし、見たことのない人でも宣伝などで名前だけや絵なら知っているという人も多いのではないでしょうか?実はこの映画作品も、気学と大きな関係があると言われているのです。

気学を知ることで、自分の基本的な性格について把握できます。自分が幸せになるためには、なんといってもまず己を知ることが重要です。自分を深く理解するためには、気学を知ることは大変意味があります。今まで興味がなかったのであれば、ちょっとかじってみてはいかがですか?