九星気学は、4千年という途方もなく長い歴史を持った占星術です。そして、その九星気学においてもっとも重要と考えられているのが本命星です。本命星は、その人が持って生まれた自然のエネルギーを表したものなので、その人の本質といっても良いでしょう。本命星は九つの種類があり、産まれた生年月日によって割り振られています。生まれた年の自然のエネルギーは、その人が生まれてから亡くなるまでの間、ずっと大きな影響を及ぼし続けることになるので、本命星は極めて重要だということができるのです。
また、本命星はその人の性格的な特長を決定づけるものであり、運命を握っているといっても言い過ぎではないでしょう。何か大きなチャンスをつかんだ時などに「運が良い」ということがありますが、これは自分の本命星をよく知り、最大限に活用することができた結果ということができます。決して何もしていないのに幸運が舞い込んだのではなく、自分で上手に活用できていたことの結果として起きたことなのです。本命星がわかれば、自分の潜在能力もわかるようになるので、この先の人生をどのように歩んでいけば幸せになれるかのおおよそ判断ができるわけです。そして、何よりも本命星がわかれば自分の本質的な性格を知ることができるので、無理せずに生きていくことができるようになります。無理をしない自然のままの状態で人と付き合っていけるようになるので、人間関係もずいぶんと楽になるでしょう。