2月になると、スーパーやコンビニなどで「恵方巻」が販売されます。今年の恵方の方角に向かって海苔巻きを食べたことのある人も多いでしょう。恵方は歳徳神のいる方位を指しています。歳徳神とは、その年の福や徳をつかさどる神様のことです。歳神様という言葉を聞いたことはありませんか?実は歳神様と同じことなのです。毎年2月の立春以降に歳神様のいる方位のことを指します。ちなみに、その方角にある神社仏閣などの神聖な場所に参拝に行くことを吉方参りと言います。
年の初めのお正月ではないのか、こちらの方がキリがいいのに…と疑問に感じる人もいるでしょう。しかし、気学で世の中の動きや人々の運勢について鑑定する際には、太陰太陽暦に基づいて行います。太陰太陽暦では、節分で年が変わるという考え方をします。ですから、2月の立春以降になるわけです。
どの方角がいいのかは年によって変わってきます。一例を紹介すると、2021年の方角は南南東になります。南南東にある神社仏閣などに参拝すると、ご利益があるかもしれません。