幸せで豊かな人生というのは、この世に生きる誰しもが願っていることではないでしょうか。そして、そんな素晴らしい人生に必須なのが「最大吉方(さいだいきっぽう)」という考え方です。これは九星気学の中で非常に重要なポイントとなる星と言えます。
九星気学では、すべての物事を三碧木星、四緑木星など9つの星であらわしていますが、9つの星たちは常に巡回をしています。そして、自分が生まれた年に巡っている星のことを「本命星」と言い、生まれた月に巡っている星は「月命星」と呼んでいます。本命星というのはその人の本質を司るもので、いわば宿命のようなものと言って良いでしょう。一方の月命星はその人の精神的なものを司っている星と言え、精神が形成される幼少期に特に強い影響を受けることになります。また、9つの星たちはそれぞれに相性の良い星とあまり相性の良くない星というのがあるのですが、本命星と月命星の両方にとって相性の良い星というのがあり、それが最大吉方という星です。
開運しようとすれば、相性の良い星を揃えるのが当然と言えば当然でしょう。例えば、本命星が一白水星で月命星が九紫火星という方なら、碧木星と四緑木星が双方にとっての相性の良い星ということになります。また、「吉方」という名称の通り、吉と出る方角を教えてもくれるので、旅行の行き先や引っ越し先を決める時に活用すれば、その場所できっと良いことに巡り合えるはずです。何しろ、宿命と精神的なものという、その人を形成している重大要素から割り出したものなのですから、十分に使いこなすことができれば、最短距離で幸福を手にできるに違いありません。人生における重要な局面で活用するのがオススメです。