開運

自分の成長や人生の発展に必須の季節とは?

冬の時期

季節に春夏秋冬があるように、運勢でも必ず冬の時期がやって来ます。人として成長するために欠かせない時期で、冬の準備を疎かにすると、のちに思うように結果が出せないことがあります。これから運気が徐々に上がり、ピークになる夏から秋の収穫の時期に向けて、パワーを蓄えて土台を固めることが冬にやるべきことです。

9年を一周として考えている九星気学のバイオリズムの中で、冬の時期は一年目のスタートの年になります。この年は一白水星の時期と呼ばれ、苦労や考えることがキーワードです。それまでの9年を振り返り、新しいシーズンをどのようなものにするか、じっくり考えてみましょう。自分の足りないものや課題は何か、やるつもりでずっと先延ばしにしていたことがないかなど、自分自身と向き合うことに最適な時です。辛いことが起こったとしても、今はスタート地点に立っていて、これから運気が上がっていくことがわかっていれば、気持ちを上手に切り替えることができます。勉強に集中しやすい時なので、新しく資格などの勉強を始めることがおすすめです。

冬に風邪を引きやすいのと同じく、気学における冬の時期も病気にかかりやすいと言われているので、注意しましょう。

坎入

年盤の北に位置する「坎宮」に、本命星が廻座することを坎入(かんにゅう)と言います。坎という字には苦しみや困難といった意味があり、金銭面・仕事面・健康面それぞれにトラブルが起こりやすい時期と言われています。しかし、全員に必ず辛いことが起きるというわけではなく、坎入による作用は個人差があるので、不安になりすぎないことが大切です。楽しいことや嬉しいことばかりの人生には、成長するチャンスがありません。苦しい出来事が起こってしまった時は、「この困難を乗り越えることで、人として成長できる」と前向きに受け止めましょう。そして、困難を乗り越えるために地道な努力を重ねて、その経験を自分の糧にすることが、坎入の時期にやるべきことです。

北は一白水星の定位置なので、一白水星の象意である人間関係に影響が出る場合もあります。周りの人への感謝の気持ちを忘れずに、謙虚な姿勢で過ごしましょう。本命星が一白水星の人が坎宮に入った場合、元々考えることが得意で、冬の寒さに耐えられる力を持っているので、他の九星が本命星の人と比べると、比較的楽にやり過ごせます。それでも困難なことが起こりやすい時期なので、自分から積極的に行動することは控え、自分自身と向き合う時間に充てましょう。

桜の開花

春の風物詩である桜は、花が咲き終わったら夏に花芽を作り、葉を茂らせます。秋になると葉が紅葉して落ち、冬を迎えて気温の低い時期を過ごすことで、花芽が開花に向けた準備を始めます。そのため、暖冬になると桜が十分な寒さを感じることができず、開花が遅れてしまうのです。桜が花を咲かせるために冬の寒さが必要なのと同じく、人生においても冬の厳しい時期を過ごすことはとても大切です。

九星気学で桜の開花に当たるのが、三碧木星の時期です。九星の中でも若々しい気で溢れていて、活気や刺激を得るなどのキーワードがあります。一白水星・二黒土星の準備期間にしっかり自分と向き合い、一定期間冷たく辛い時期を経験した人だけが、桜の開花とも言える三碧木星の時期に、物事が上手く進み始めます。

落ち込んでいた気持ちも前向きになり、アイデイアが次々とわいてくるなど、目の前が明るく開ける感じがするでしょう。投資を始めるなど、先を見越してお金を使うとことに適した時です。本命星が三碧木星の人は、明るく好奇心旺盛で真っ直ぐなことが特徴です。打たれ強く、物事を最後までやり遂げる意思の強さが最大の長所で、金運にも恵まれます。行動力があり目立つので、人から嫉妬されることもあるでしょう。良かれと思ってやったことが裏目に出る場合もあるので、時と場合を見極めることが大切です。

大自然の呼吸に合わせる

人も自然の一部なので、自然のリズムに合わせて生活することで、運気の流れにしっかり乗ることができます。一年を通して陰と陽の波があるので、それぞれの時期に合った行動をすることが大切です。冬至の日に陰の気がピークになり、陰と陽の気がちょうど半分になる春分の日から陽の気が成長していきます。このバイオリズムを頭に入れて行動しましょう。

九星気学では、立春に新しい年がスタートすると考えられています。年の吉方位も立春で変わるので、その年に自分にとって吉方位となる方角にある神社に参拝すると良いでしょう。今まで立春を特に意識したことがなかった人は、立春も含めた二十四節気を意識して生活することをおすすめします。自然の流れと呼吸が合うほかに、今まで以上に春夏秋冬それぞれの季節を味わうことができるので、生活が豊かになります。さらに、行動する時と足を止めて自分と向き合う時のメリハリがつくので、気持ちの切り替えが上手になるでしょう。