開運

「居場所と出番」の活用が運を開く!<後編>

居場所に関する「象意」を意識した行動が吉

「最近なんだか仕事がうまくいっていない」「何を頑張ればいいのかわからない」という人は、今自分がどこにいるのかわからないまま、ただ闇雲に動いている可能性が高いです。その状態では、心身ともに疲れるだけでなく、運を開くことができないでしょう。自分の居場所と出番を把握した上で行動すると、物事がスムーズに進むようになり、運気もアップします。今年の自分の居場所となる方位を確認して、今やるべきこと(出番)を見ていきましょう。自分の本命星がわからない人は、生年月日から自分がどの星に該当するのか調べてください。一白水星から九紫火星まで本命星は9種類あり、九星と呼ばれています。それぞれの本命星の特徴を知って活かすことが、開運に繋がります。

(自分の居場所の確認方法)
気学では2つの方位盤を使って、その年に何をすべきなのかを調べます。まずは後天定位図という方位盤を使って、その人の性質と人生のバイオリズムを見ます。後天定位図は、五黄土星が中心にあって、その周りを他の8つの星が囲んでいる形をしているのが特徴です。それぞれの星は、担当する方角が決まっていて、一白水星は北、真ん中の五黄土星は方位なしの中央、九紫火星は南です。もう一つ、その年の方位盤を見て一年の運勢を調べることで、その人の出番を見極めることができます。

たとえば一白水星の場合、定位置は北の坎宮と呼ばれる場所ですが、2021年の方位盤を見ると、南に位置する離宮と呼ばれる場所が一白水星の居場所になります。2月3日の立春から翌年2月3日の節分までの一年間は、この場所にいます。南は本来九紫火星の居場所なので、2021年の一白水星の人は、九紫火星の課題を行いましょう。九紫火星の象意は、いらないものを手放す・輝き・目立つ・目標などがあります。本来の一白水星の位置は北なので、南に本命星が入る2021年は、自分と向き合うことが一年を通しての課題です。つい自己否定をしてしまう癖がついている人は、長所も短所もすべて自分だと認めましょう。そうすることで自己表現ができるようになり、さらなる高みへと上昇することができます。

二黒土星は、北の坎宮が2021年の居場所になります。9年で一周するバイオリズムの最初の年なので、一年を通して自分と向き合って、人生の土台づくりをすることが課題です。運気が低迷しているので、辛いことが起こりやすい時期ですが、寒く厳しい冬の準備期間と捉えて精進しましょう。学ぶことに適した年なので、資格の勉強などに時間を使うことをおすすめします。自分の良い面も悪い面も受け入れることで、人としてさらに成長できるでしょう。新たな出会いが増える年なので、これから新しい恋愛を始めたい人は、積極的に外に出て人と交流するとチャンスが広がります。良い出会いがあった後は、焦らず時間をかけて関係を深めていくことが大切です。

三碧木星の人の2021年の健康運は、大きく体調を崩すことなく安定しますが、調子が良いからといって無理をするのは禁物です。今年のうちに生活習慣の見直しをすると、運気がピークになる時に最大限に力を発揮することができるでしょう。喫煙などの悪い習慣を改め、定期的な運動習慣を身につけると良い状態を維持できます。毎日の食事では、旬の食材を食べるように意識すると、健康に良いだけでなく気を巡らせることができるのでおすすめです。

その年の「居場所と出番」をしっかりこなせた人だけが叶えられることとは?

 

人生のバイオリズムを知り、自分の居場所と出番に沿って生活することは、自然の流れに沿って作物を育てることと同じです。春夏秋冬それぞれの時期にやるべきことがあり、一つ一つの過程を確実にこなすことで、秋に収穫の悦びを味わうことができるのです。自分の居場所と出番がわかっていれば、先が不安になることも、今やるべきことがわからなくなるということもなくなるでしょう。そして、仕事もプライベートでも充実した時間を過ごすことができて、運を開くことができます。自分の特性を知っておくことも、開運につながるので、本命星をさらに詳しく調べることもおすすめです。

四緑木星の人は、穏やかで人当たりが良いので、誰からも愛される人です。一人で行動するよりも、周りの人と協力することで力を発揮することができるので、チームで仕事をすると大きな成果を挙げることができるでしょう。優柔不断なところが四緑木星の人の弱点なので、決断力のある人をパートナーにすることをおすすめします。
2021年は運気が上昇して大きく飛躍できる年になるので、仕事でもプライベートでも、いろんなことにチャレンジすると良い結果が得られるでしょう。準備してきたものがある場合は、実行に移す時です。金運にも恵まれるので、臨時収入があるかもしれません。散財せずに計画的にお金を使うことが大切です。