周りと比べると、自分はペースが遅く、仕事や人生が上手くいっていない、いかない、と悩んでいる方が意外と多くいます。そのような悩みを抱えている人は、まだ自分を知ることができていないだけで、自身の生まれによっては、自分のペースを守ったほうが成果が出る人もいます。人と比べたり、周りからの目を気にして行動しても、自分のためにはならないのです。自分はどんな性質なのか、性質にあった行動は何かを知ることが大切です。
人と比べても意味がない
人は大なり小なり、つい人と比べてしまう生き物だと思います。絶対に人と比べないようにしよう、と思っても、完璧にするのは難しいかもしれません。つい人と比べてしまったあとに、すぐに切り替えられるかどうかがポイントになってきます。なかなか切り替えができずに、どんどん人と比べてしまい、ネガティブな感情に囚われてしまう人には、特徴があります。自分に自信がない人や、優柔不断な人、比べることで自分の価値を見出している人などが挙げられます。
自分に自信がない人は、幼少期に兄弟などと比較されて育った場合に多く見られます。人格形成の大切な時期に、常に周囲の人間と比べられて育つと、それが普通だと思ってしまい、自分も当然のように人と比べてしまうようになります。そして、自分が他人より劣っていると、自ら感じるようになり、どんどんネガティブな感情に囚われていき、自分に自信が持てなくなってしまいます。
優柔不断な人は、人の言動によって自分の価値観や気分がすぐに変わります。自分で決断することが苦手なので、他人の決断に合わせようとします。その場その場で他人の意見に同調するので自分の価値観に一貫性がなく、コロコロと意見を変え、決断力も育ちません。
人と比べることで自分の価値を見出している人は、他人と比べることによって、優劣を図るので、自分で自分を評価できない人が多いです。それは自信のなさを表しているとも言えます。常に誰かに褒められたい、認めてほしいと思っています。
人と比べないようにするためには、いつも比べてしまう相手をよく観察してみましょう。いつも比べてしまう相手は、特定の人物なことが多くあります。そして、おそらくその人の一部分のみを見て、比べていることが多いのではないでしょうか?人間は、たくさんの様々な面を持っています。人に見せているのは、その人の一部分でしかありません。人には見せていない、もしくはあなたには見せていない面では、あなたの知らない苦労や努力がきっとあるはずです。努力の甲斐があって、人から見て羨むほどの面を、その人が持っているのであれば、それは素晴らしいことです。人の一部分のみを見て、比較し、優劣をつけ、ネガティブになったり、ポジティブになるのはやめましょう。自分は自分、他人は他人と割り切るようにしましょう。そして、「羨ましいな」と感じたら、その思いを素直に口に出してみましょう。「負けを認めるようで嫌だ」と思う人もいるかも知れませんが、そもそも勝敗がつくようなことではありませんし、負けを認めることは、恥ずかしいことでも悪いことでもありません。思い切って自分の思いを口に出して言うことで、「私はこう思っていたんだ」と改めて認識することができ、気持ちが落ち着きます。そして、どんなところが「羨ましい」と思ったのか、掘り下げてみましょう。そうすることによって、目的が明確になり、信念や使命感に意識を向けると、余計な雑念が消えるのでおすすめです。
すれ違いのないコミュニケーションを取るには
コミュニケーションを取った際に、すれ違っている、話が噛み合わないと思ったら、まずは自分の伝え方を見直してみましょう。その際も自分の5つ星を参考にすることをおすすめします。自分の伝えたいことが正確に相手に伝わっているのか、確認することも大切です。ちょっとした表情の変化や仕草が、思わぬ誤解を生み、話がこじれてしまうこともあります。そういった事にならないように、話の内容はもちろんですが、表情や声のトーンなどにも気を配るようにしましょう。
また、話を聞く際にも、正確に相手の意図を汲み取る必要があります。話を聞いていて「よくわからないな」と感じた部分や「曖昧だな」と感じた部分は、必ずその場で確認するようにしましょう。確認せずに、勝手に推測してしまうと、後々トラブルになる可能性もあります。面倒がらずに、きちんと確認するようにしましょう。「聞き上手は話し上手」とも言います。相手の話を聞くことに集中し、正確な意思疎通が取れるようにしましょう。正確な意思疎通を取ることだけに注力してしまうと、事務的なやり取りになってしまいます。そうならないためにも、常に感謝や謝罪の気持ちがあるときは声に出して、相手に伝えるようにしてください。人それぞれ価値観も違うので、自分の価値観のみを押し付けないように注意し、自分を主語にした文章で伝えるようにすると衝突しづらいので、おすすめです。相手のしていることに興味を持ち、積極的に話しかけることでコミュニケーションを取る機会が自然と増えます。コミュニケーションを取る機会が多いと、相手を知る機会も増えるので、相手のことを知れば知るほど円滑にコミュニケーションをとることができるようになってきます。
腰痛や関節痛があるときは、お墓参りや仏壇を清潔にする、ご先祖様に感謝をするなどして先祖供養を行い、感謝の気持や謙虚さが足りていたかどうか、振り返りを行いましょう。周囲の人に、自分がどう見られていたか、勇気を出して聞いてみるのもおすすめです。
また、親や子どもとスムーズにコミュニケーションが取れていないな、と感じたときは、自分の5つ星を確認してみましょう。自分の5つ星を整理し、コミュニケーションを取る相手への対処方法を変えると、スムーズにコミュニケーションが取れるようになります。お互いを傷つけないためにも、自分の5つ星の整理を行うことをおすすめします。